入梅
もう5月も終わりですね。
前から読みたかった『神戸残照 久坂葉子』読み終えた。
私はごつい本を見るとつい買ってしまうのです(笑)
槌賀七代先生も文章を寄せています。
25年前私が関西学院の学生の時に槌賀先生の日本文学の講義に
出席し教えを受けていたのですが、その当時の先生は
まだ若くて美人で久坂葉子のように颯爽としてましたよね。
意気揚々、生意気な感じでつんけんとしてだけど、
先生から教えて頂いたことは未だに忘れません。
収録作品は、
「落ちていく世界」「入梅」「華々しき瞬間」
「久坂葉子の誕生と死亡」「幾度目かの最後」
「華々しき瞬間」は初めて読んだ。
酷評されたとかいう話でしたが、十分に読ませる作品だと思います。
「幾度目かの最後」を最初読んだ時は、「鉄路のほとり」「青白き大佐」「緑の島」
として登場する男性との恋愛関係がよくわからない部分もあったのですが、
その後富士正晴の『贋・久坂葉子伝』も読み、あらためて読み返して見ると
ようやく理解することができた。
彼女は本当に真実・ありのままを書いたんだろうなぁと…。
22日、鉄路のほとりに逢い、「僕と結婚してくれますか」と言われた。
鉄路のほとりという本命がいながら青白き大佐や緑の島にも逢う彼女。
27日、22日とくらべて一転態度がかわり
「俺が神戸で会った女の中で、お前はげのげのげだ」と言われた。
同じ同姓として彼女に振り回される鉄路のほとりの気持ちもわかるし、
罪深い女だと自覚しながらも愛する人から冷たく言いはなたれた
彼女の気持ちも痛いほどわかる。
最近、土日に仕事がはいる事が多くアメフト観戦にも全然行けていない。
てなわけで王子公園からも足が遠のいています。
また神戸に久坂葉子に会いにいこう。

































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