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September 12, 2017

5年振り十三へ

9月9日(土)、大阪・十三でストリップに関するイベントがあるということで久し振りに阪急十三駅に降り立った。十三ミュージックが閉館した2012年11月以来なんと5年振りである。イベントが始まるまで時間があったので劇場があった場所まで商店街の変化を確認しながら歩いてみる。

十三東駅前商店街、十三東三仲町通商店街、十三東本通商店街を通り木川本町商店街へ。あぁここのコンビニ入店前によく寄ったなあとか思い出す。「喫茶 もみの木」「渡辺金文堂書店」とかは全然変わっていない。「野口商店」が、かき氷でひときわ賑わっている。木川本町商店街に入ると花屋さんの阪本園芸とか潰れた中山酒店とかは変わっていなかったが、大きなマンションらしきものが中ほどに出来ていてびっくり。商店街の雰囲気が変わってしまった。

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聞いていたとおり大衆演劇の木川劇場に変わっていた。

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ぐるっと建物の周りを回ってみると木川劇場と書き換えられている中一箇所だけ「十三ミュージック」を残してくれている。

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劇場の前にはのぼりを立てないんですかね?
中にも一度入ってみたいがまたの機会にしよう。

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レトロな商店街を引き返し、会場の西口を目指します。

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十三西口のSAKAEMACHIアーチを潜って会場があるサンポードシティにやってきました。

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サンポードシティの裏に回ると「アルサロ ふうりゅう」があった。
今時店名に「アルサロ」を冠しているのは珍しい。

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会場は5階の「淀川文化創造館シアターセブン」。
お目当てのイベントは『御前珠里/レゾンデートル』です。
大股戒次郎さん自主制作のストリッパードキュメンタリー映画の大阪上映。
大股戒次郎さんのブログサイトで私のブログ「荷風歡樂」にも言及してくれていたことがあって、Twitterもたまに見ていたことから今回のイベントを知った。
なお『レゾン・デートル』は、「存在意義」「存在理由」「生き甲斐」という意味。

9月9日(土)のイベント内容は以下の通り。

(1) 参考上映『MIHO ODORIKO2015』(出演・若林美保)
(2) 本編上映『御前珠里/レゾンデートル』
(3) 御前珠里さん&創作舞踏家・飯干未奈さん(渡辺理緒) 対談イベント
(4) 御前珠里さんのショートパフォーマンス

お客さんは30名程の入りでした(9月8日(金)は、10名だったとか)。

若林美保さんのドキュメンタリー作品『MIHO ODORIKO2015』中の彼女の演目は、『ロマネゴシック』『雨月物語』で、2015年の道後ミュージックで撮影のものかな?

本編『御前珠里/レゾンデートル』の御前珠里(みさきあかり)さんの演目は自縛というのか緊縛というのか、劇場の天井から降ろしたロープに縄をつないで自ら吊り下げられながらも、縄を巧みにそして自在に操り芸術として魅せ観客を魅了する。

一人の女性に恋して振られるという経験、ストリップへの関心、SMへの目覚め、そんなことを経て、御前珠里さんは2012年、池谷しずくの名前で浅草ロック座所属としてデビュー。しかしアイドル志向のロック座らしくないアングラな独自の演目は周りからバッシングを受けた。SNA、仙台ロック、川崎ロック、浜劇とロック系の小屋をひととおり回って、その後お呼びがかからなかったという。その後フリーランスに。フリーランスのストリッパー(兼AVモデル、舞台女優、ポートレートモデル)というのはフリーランスの外科医・大門未知子のようでなんかかっこいい。本日の若林美保さんの映像を後ろ席で見ていて泣いたそうです。フリーランスとして他の劇場には出られなくなった時、力になってくれたのが若林美保さんだったとのこと。浅草ロック座を辞めた踊り子はいつ他の劇場に出られるかわからない。そんな時連絡したニュー道後ミュージックの人から自分がやりたい好きなパフォーマンスを好きなようにやって良いと言われた。一時期十三ミュージックや関西ニューアートともチェーン店関係だったニュー道後ミュージックは、所属の劇場がなくなりコースのなくなった踊り子さんやフリーランスのストリッパーにも優しい劇場だった。彼女が道後温泉駅に着いて駅前に立つとホームに帰ってきたようでほっとするのであろう。ニュー道後ミュージックでは物販も担当している。年に3・4回ぐらいしか出演しないけど、道後ミュージックだけでも出たい、ずっとここだけで踊っていたい...と。今後は、四国各都市を回る、四国ツアーを企画しているそうです。

若い御前珠里さんと元十三ミュージックの伝説の踊り子・飯干未奈(渡辺理緒)さんの対談は、二人の世代がだいぶ違う分ぎこちないところもありましたが良い対談でした。客席に元・十三ミュージックの風見愛さんの姿も。風見愛さんの名前はどこかで聞いたことがあるなぁと思ったら、以前記事に書いた「十三ミュージック 素顔の踊り子たち」に出演されている方でした。

これも以前記事に書いた「踊り子伝説」のイベントで当初予定していた木川劇場(元十三ミュージック)が使えなかったことの理由について、飯干さんによると「家主さんから直前になって止めてくれないかと言われダメになった(踊子伝説と謳っていたので、いかがわしいことをされても困る)。」とのことで、長く疑問に思っていたことが解決。なお、あの十三ミュージックの巨大なミラーボールは現在「座 三和スタジオ」にあるそうです(座 三和スタジオと木川劇場、天満座は同じ経営とか)。飯干さんが、舞台で合わせるのに、ストリップ、大衆演劇、宝塚のこの三つはちょっと顔を合わせただけで呼吸が合う、というようなことおっしゃっていたのも印象に残った。

ストリップを「未来に大衆の文化として残す」ということが主催側のテーマで、それに対して未来の踊り子さんに向けてのメッセージをと言われても難しいですよね。ストリップは今にも消え行きそうな斜陽産業。数少なくなってきた今いる踊り子さん達が、舞台の上で記憶に残る素晴らしいショー(パフォーマンス)を見せること、それをストリップファンがささやかながらも応援していくこと、ということが大事なのかなぁとは思う。

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対談の後、御前珠里さんが予定外のショートパフォーマンスを披露。
撮影OK、SNS・ブログ公開OKということで撮ってみました。

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前の席じゃなかったのでうまく撮れなかった(>_<)

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レゾンデートル上映会終了。

一スト客が自主制作した作品なので映画作品として見るとつまらなく退屈に感じられるが、自力で生きる事を決めた一人のフリーランスの踊り子の生き様や存在意義(レゾンデートル)を描いたドキュメンタリー作品として見れば興味深いものがあり、 日本ストリップティーズ70年の歴史の中の現在のストリップの映像を後世に記録に残すということでは意義のあることと感じた。しかし、若林美保さんの作品もそうなのであるが、演目中のダンスやベッドの曲が実際に劇場で使われている音楽でなく、BGMに置き換えられているのは違和感を感じるし劇場の生の臨場感が伝わってこなくて残念(音楽の著作権の問題?)、つまらなく感じる要因の一つになっているのでは…。

十三やKNAにも自縛ショーをする女の子がいたなぁー。
御前珠里さんには叶わぬこととはいえ十三ミュージックの綺麗なステージに上がらせてあげたかったなぁー。
飯干未奈さんにはまた「踊り子伝説」のようなイベントを開催して欲しいです(^ω^)

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